(C)JICA 今村健志朗撮影 ブルキナファソ (クリックで写真拡大します)
(ブルキナファソ)

海外情報誌“ARDEC”について
 本誌は農業農村開発に関する世界の新しい情報を読者に提供し、海外協力への理解を深めていただくために、平成6年度から1年に3回発行しているものです。
 ARDEC(アルデック)とは、本誌の発行所である海外農業農村開発技術センター(Overseas Agricultural and Rural Development Center)の略称ですが、農業土木技術者全体の情報誌として位置づけていることから、農林水産省、国際協力機構、緑資源機構、農業土木学会、海外農業開発コンサルタンツ協会のご協力により編集を進めております。



(C)JICA 今村健志朗撮影 モンゴル
(モンゴル)

水議論における「正しい」科学とジャンク科学の区別

独立行政法人 農業環境技術研究所
理事長 佐藤洋平

 世界的な水議論の中で提起された概念を誤用したり曖昧にしたままに用いたりして、わが国の水議論を誤った方向に導いているものの一つにヴァーチャル・ウォーター(仮想水)がある。これは、水資源の争奪をめぐる中東地域の紛争を考察した論文でロンドン大学教授J. アンソニー・アランが初めて提起した概念であり、これを「乾燥地域の国のように、水資源の乏しい国が自国の生産から輸入に振り替える農産物のその輸入国での生産に必要な灌漑水量」と定義して用いている。

(C)JICA 飯岡明夫撮影 ニジェール
(ニジェール)
アフリカ地図

農業農村開発はアフリカを救う

ザンビアのある村の事例からアフリカの農業を考える

一橋大学 大学院 社会学研究科 
教授 児玉谷史朗

ジブチの沙漠緑化における農村モデル

東京農業大学 地域環境科学部
教授 高橋 悟 

サヘルの開発に、もっとも必要なものは何か?

緑資源機構 海外事業部
指導役 大須賀公郎

西アフリカにおける手作り水田開発
次期フェーズに向けて

国際農林水産業研究センター沖縄支所
南雲不二男

エチオピア農業事情
―最貧国からの脱出をどう図るか―

農林水産省農村振興局整備部
(前エチオピア農業農村開発省派遣JICA専門家)
狩俣茂雄

ベナン共和国における食品加工による女性の収入創出

特定非営利活動法人 ハンガー・フリー・ワールド開発事業部  
ベナン・ブルキナファソ・インドネシア担当
冨田沓子


世界の協力機関が取り組んでいる課題や新しい技術についての、最新情報をお届けします。

(C)JICA 船尾修撮影 ウガンダ
(ウガンダ)

PEOPLES' LIFE

群馬県片品村
地大豆で作った「ざる豆腐」で中山間地を活性化する

農業ジャーナリスト 青山浩子

TREND

国際食糧農業協会による「アフリカにおける食糧安全保障」講演会開催/“「水土の知」を語る(モンスーンアジアの末端整備)”の発刊

BOOK REVIEW

精農・船津伝次平の光芒
『農業王』大屋研一著

山形県西置賜郡在住 農業 田中俊昭

編集後記