海外情報誌_ARDEC

セネガル 撮影:久野真一 / JICA
(セネガル 撮影:久野真一 / JICA)


海外情報誌 “ARDEC”について
 本誌は農業農村開発に関する世界の新しい情報を読者に提供し、海外協力への理解を深めていただくために、平成6年度から1年に3回、平成17年度から2回発行しているものです。
 ARDEC(アルデック)とは、本誌の発行所である一般財団法人日本水土総合研究所(The Japanese Institute of Irrigation and Drainage : JIID)海外農業農村開発技術センター(Overseas Agricultural and Rural Development Center)の略称ですが、農業土木技術者全体の情報誌として位置づけていることから、農林水産省、国際協力機構、国際農林水産業研究センター、農業農村工学会、海外農業開発コンサルタンツ協会のご協力により編集を進めております。

トンガ 撮影:今村健志朗/JICA
トンガ
撮影:今村健志朗 / JICA

        独立行政法人 国際協力機構(JICA)
                 農村開発部 部長 北中真人

 国際社会においては、2015年までに国際社会で達成すべき目標であるミレニアム開発目標(MDGs)に続くポスト2015開発アジェンダとして、持続可能な開発目標(SDGs)が9月の国連総会にて採択予定である。また、日本国内においては、我が国の政府開発援助の基本理念や重点事項などを示した「ODA大綱」が改訂され、「開発協力大綱」が2月に閣議決定された。さらに、本年は初代の青年海外協力隊6名がカンボジアに派遣されて以来、50周年となる記念の年でもある。
 このような、2015年という国際協力の節目の年にあたり、これまでの国際協力の成果や経験を振り返ることで、我が国の国際協力の特徴や強みが見えてくる。また、ポスト2015開発アジェンダで議論されている国際社会における多様な課題、地球規模の課題に対して、ODA大綱の見直しも踏まえ、All Japan で国際社会と連携をして、どのような国際協力を行うべきか検討する良い機会でもある。是非、国際協力の関係者間で、我が国の国際協力の原点を振り返り、よりよい国際協力に向けて、未来志向で活発な議論を繰り広げ、ともに国際協力の新たな地平を切り拓いていきたい。

ウズベキスタン 撮影:久野真一/JICA
ウズベキスタン 
撮影:久野真一/JICA

Back to Basics
ODA大綱から開発協力大綱へ


   ARDEC 企画委員長 上田一美
   NTCインターナショナル株式会社
   代表取締役 岩本 彰
   農林水産省農村振興局整備部設計課
   海外土地改良技術室長 宮崎雅夫
   カンボジア水資源気象省
   局長(総務) ピッ・ベスナ
   独立行政法人 国際農林水産業研究センター(JIRCAS)
   研究戦略室 室長 小山 修
   独立行政法人 国際農林水産業研究センター(JIRCAS)
   研究戦略室 研究コーディネーター 山岡和純
   亜細亜大学国際関係学部
   教授 角田宇子
   作家 杉山満丸
海外および国内の農業・農村に関連する、新しい視点や情報をお届けします。
カンボジア 撮影:久野真一/JICA
カンボジア 
撮影:久野真一/JICA
INFORMATION
   農林水産省農村振興局整備部設計課
   海外土地改良技術室海外調整第2係長
   宇野健一
BOOK INFORMATION
『繁栄』
─── 明日を切り拓くための人類10万年史 ───
   マット・リドレー著
   大田直子・鍛原多恵子・柴田裕之訳