2026.3 MARCH 73号
編集後記
海外で活躍する若者というと、JICAの海外協力隊を思い浮かべる方も多いのではないでしょうか。海外協力隊は、2025年に発足から60年を迎え、これまでに累計約5万8,000人の農業や教育などの技能を持つ人材が99カ国の開発途上国に派遣され、現地の発展に貢献してきました。本誌で紹介したように当時の経験から農業・農村開発の仕事に魅力ややりがいを感じ、その後コンサルタント企業や行政機関、大学、研究機関など、現在も多くの方が多方面で活躍されています。一方で、報道によれば、ピーク時から応募は減少しており、20~30代の約8割が「海外協力隊の存在を知らない」というアンケート結果もあります。
このような中、世界の農業農村開発に関わる日本の若手人材の確保は大変厳しくなっています。そこで今号では、特集テーマを「農業農村開発分野の若手人材育成~入口からキャリアディベロプメントへ」とし、コンサルタント企業や行政機関、大学、研究機関など様々な立場から、農業農村開発に求められる人物像や人材の確保・育成、キャリア形成など体験談や取り組み事例も交えて紹介しました。
農業農村開発に関わる人材の確保に向けて、企業や行政、大学などがより一層連携を深め、具体的な仕事内容から仕事の魅力、やりがいの大きい仕事であることを若い人にPRし、まずは海外の農業農村開発に関わる仕事の認知度を高めていく必要があると考えます。
最後になりましたが、今号の発行にあたり、ご多忙の中、ご寄稿いただいたご執筆者の皆様、並びに、本誌を手に取っていただいた読者の皆様にこの場をお借りしてあらためてお礼を申し上げます。
※画像や文章はそれぞれの著作権者に属します。
企画委員会
委員長 角田 豊
委 員 國安法夫 田野井雅彦
委 員 平林秀紀 福村一成 渡辺 守
編集委員会
委員長 山田潤一郎
委 員 中 達雄 福村一成
いずれの委員会も氏名は五十音順