2022.8 AUGUST 66号

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編集後記

 本誌、一般財団法人日本水土総合研究所(JIID)の海外情報誌は、1994年にARDECとして創刊しました。創刊から約30年が経過したことから、前号の第65号から紙面を大きくリニューアルしました。

 リニューアルにより、読者から、わかりやすく、読みやすくなった等のご意見もいただきました。

 あらためて、今回のリニューアルの主なポイントを整理しますと次のとおりです。

・ JIIDの海外情報誌であることは維持しつつ、名称は「ARDEC」から「世界の農業農村開発」へと、より直接的に本誌の内容を示す名称とし、世界の農業農村開発にご関心のある方々に手に取っていただくことを目指しました。
・ 各号ごとに設定する特集テーマは、各号全体を一貫するテーマとしての統一性の確保に努めました。
・ 紙面の構成は、①Opinion、②Key note、③Information channelsの3部構成に整理し、Key noteは3編程度に厳選する一方、Information channelsでは幅広い識者等からの有用な情報の紹介に努めました。
・ 従来のB5サイズの紙面では、図表等が大きくできず細かい情報が見づらい場合もありましたが、紙面をA4サイズに拡大して、同時に文字も大きくし、より読みやすくしました。
・ 発刊については、JIIDの公益目的事業として位置づけ、今まで以上に、多くの方々にご利用いただけるよう引き続き取り組みます。

 リニューアル第2号となる本号では、本年8月27日~28日にチュニジアで開催の第8回アフリカ開発会議(The Eighth Tokyo International Conference on African Development (TICAD 8))を踏まえ、特集テーマを「これからのアフリカ農業支援」としました。アフリカの農業農村開発は、世界の農業農村開発における大きな課題の1つです。我が国は、従来からTICADをはじめとする様々な取組を、様々な機関の努力で実施しています。今回、この機会に援助専門家、行政担当者、民間技術者、大学教授といった関係各方面の幅広い有識者の方々から、最先端、実践的な情報をもとに、現状や課題、具体の取組が紹介できることは、大きな意義があることと考えております。ご執筆いただいた皆様に厚く御礼を申し上げます。

 あらためて、本誌に目を通していただいた読者の皆様に感謝を申し上げます。本誌の内容が、皆様方の日々のご活動に少しでも参考になればと考えております。また、本誌の今後の作成・編集の改善のため、ご意見、ご要望等を本誌事務局宛(JIID国際水土グループのメールアドレス:kaigai@jiid.or.jp)にお寄せいただけましたら幸甚です。

本ページの下部にアドレスがありますが、ARDEC創刊号からのバックナンバーが全て当研究所のホームページにありますので、ご興味があれば、こちらも是非見ていただきますようお願いいたします。

 関係の皆様の引き続きのご理解とご協力をお願い申し上げまして編集後記の結びとします。

※画像や文章はそれぞれの著作権者に属します。


企画討委員会

委員長  角田 豊

委 員  植田康成  國安法夫  山田潤一郎  渡辺 守


編集委員会

委員長  渡部和弘

委 員  中 達雄  山田潤一郎

いずれの委員会も氏名は五十音順


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