* 1)日々の残高に利子がつく。利率は変動し、また残高によって異なる。2014年9月時点では、最高6%までと設定されている(Commercial Bank of Africa資料より)。
  2)このような利付き預金・信用サービスを行うモバイルバンキング・サービスは、M-Shwariが初めてではない。2010年にサファリコム社とEquity BankがM-KESHOという同様のサービスを立ち上げている。さらに、12年5月にはエアテルネットワークス社とマイクロファイナンス機関が共同でKopa Chapaaという、同様のサービスを立ち上げている。M-KESHOは、後にサファリコム社とEquity Bank間のビジネス事情によって、サファリコム社が同サービスから手を引く結果となり、利用者もM-KESHOからM-Shwariへ移行しつつある(サファリコム社およびM-Shwari利用者へのインタビューより)。また、Kopa Chapaaの公式な利用者数は未確認ではあるが、サファリコム社に比べてエアテルネットワークス社の加入者数が少ないので、Kopa Chapaa利用者もM-Shwari利用者より少ないと考えられる。したがって、利用者がより多く、得られる情報も多いであろうとの判断に基づき、M-Shwariの事例のみを対象として言及する。